「四日市の海でアサリを育てよう」第2回目を実施しました
7月6日(土)、「四日市の海でアサリを育てよう」第2回目の講座を行いました。
この講座は、6月8日に開催した第1回目との連続講座です。前回、四日市市農水振興課の方や四日市漁協組合長さん、漁師さんから四日市の漁業の状況について教えてもらった子供たちが、今回は、四日市市の干潟にいる生き物の働きについて学びました。
干潟にはカニやエビ、貝、魚など沢山の生き物がいます。その中でも、特にアサリは海のお掃除屋さん!?と言われるほど海水を浄化してくれます。
『本当かな~?どれぐらいかな~?』「わー、すっごくきれい!」と覗き込む子供たち。
そんなアサリですが、干潟が減るとアサリの数が減るのも当然。四日市市の海岸も大部分が埋立てられてしまいました。
が、それでもアサリが食べたい!アサリが増えるといいな~。
そこで次に、ネスクトステップ研究会がアサリや貝が育つよう、令和4年から磯津の海でケアシェルネットを使って試みてきたことを紹介しました。
アサリは2センチ以上になると食べることが出来ます。
それまで約2年。潮の満ち引きがある中で、ケアシェルネットを海岸のどの高さ・位置に置くかで、ネットの中で育つ貝の種類が違ってくるということが分かってきました。また、昨年は高い位置に設置してしまったせいか、夏を越すことが出来ず、アサリをほぼ全滅までさせてしました。
では今年、アサリはどうなっているか、実際にネットの中にどんな生き物がいるか、みんなで調査してみよう!
種類ごとに分けて、貝の数を数え、表にします。
結果は、、、何とアサリが一番多かった!?
前回、漁師さんからの話しでは、「今年はアサリが多くとれている」とのことでしたが、まさかまさか!!
最後に、もっと深い海にいる貝はどうか、見てみよう!
朝、漁師さんたちが、船を出してとって来てくれました。
なんと、おうちでも観察できるように、漁師さんから子供たちへのプレゼントです。
みんなでネットからより分けたアサリの稚貝は、今年は無事に夏が越せるよう、海に放流することにしました。
漁師さんがとってくれたアサリもまだまだ沢山あったので、一緒に海にかえしました。
大きく育ってね~。