キエーロ冬対策!みんなどうやって使ってる?2分動画あり
冬になると微生物の活動はゆっくりになります。生ごみの分解が遅くなり、不安を感じることがあるかもしれません。
こちらの記事では対応策や簡単にできる工夫を紹介します。寒い時期も自家処理を快適に続けていきましょう!
(この記事の読了目安時間は動画視聴を含め約6分です)
微生物が分解活動するためには適度な気温が必要なため、冬場は使い手のちょっとした工夫が微生物の働きを助けますよ。
普段、キエーロにどんな生ごみを入れていますか?
生ごみと言うと「野菜クズ」や「野菜の切れ端」を連想される方が多いようですが、
使い終わった食用油や鍋に残った汁など、処理が面倒なものや下水を汚してしまいがちな液体ごみもキエーロでは処理できますよ。
冬も便利にキエーロを使ってみてくださいね。
とは言うもののサイズの小さなキエーロを使っている方は入れ過ぎにはご注意ください。
四日市市で普及促進している土置き型キエーロ(地面に直接据える底板のないタイプ)は160ℓ前後の基材(黒土や竹チップ)を入れて使うことを推奨していますよ。
これくらいの大きさがあるキエーロなら年間にして150kg前後の生ごみをトラブルも少なく処理することができます。2~4人家族用のイメージです。
外気が10℃以下=冷蔵庫と同じ

冬はマイナスの現象ばかりではないですよ!
気温の高い時期と違い、生ごみ自体のニオイもほとんど気にならなくなって虫発生の心配も激減します。
寒い時期からキエーロを始めるのもおすすめ、上手な使い手になる方が多いです♡
❄寒い時期におすすめのテクニック❄
一つずつ見ていきましょう!
その① 生ごみを細かくする
冬場は少し意識して、生ごみをなるべく細かくしましょう!
フードプロセッサーでペースト状にされる方もいますよ。
包丁やハサミで少し刻むイメージですが、「それは、ちょっとなぁ~」っという方は、キエーロに投入した後にシャベルでしっかり砕くのも良い方法です。
ご自分の負担にならない程度で対策するのが長続きのコツ♪
その② しっかり、かき混ぜる
生ごみと基材(土)をしっかりと密着させると微生物分解がはやまります。
立って使う大きなシャベルは案外ラクに混ぜられるのでおすすめ!
最近は女性や非力な方にも使いやすい軽量タイプのシャベルもホームセンターなどでよく見かけるようになりました。
移植ごて(スコップ)は疲れてしまうという方は、ぜひ試してみてくださいね。
その③ 一次発酵させる
むずかしそうな単語が出てきましたが、
単純に3日~1週間ほど室内でため置くことを「一次発酵」と表現しています。
生ごみをため置くための容器は上の画像のようなものがおすすめ!
キッチンからキエーロまで持ち運ぶことも考えると持ち手があるものが使いやすいですよ。
※樹脂製のものは酸性化していく生ごみによって変形などを起こしやすいので避ける方が無難です。
その④ 高カロリーなものを入れる
微生物はカロリーの高いもの・味の濃いものが大好きです。
廃油や鍋の残り汁など、排水口に流すには罪悪感があるようなものが分解の助けになります。
排水口のお掃除もラクになって一石二鳥ですよ。
そのほか、余熱をうまく使うとエネルギーの無駄も減らせますね。
冬場にキエーロの中で見つかる未分解のカタマリは動画のように気楽に対応してみてくださいね。
はじめて間もない冬は
「これでいいの?」「やり方あっているのかな?」といろいろと心配されるかもしれませんね。
でも大丈夫!暖かい春が来る頃には、キエーロはまた絶好調になりますよ!冬も微生物たちとの暮らしを楽しみましょう!
冬場キエーロの活用動画をご覧ください。(約2分)