環境教育ネクストステップ研究会

地域ESD活動推進拠点

四日市市とエコパートナーの協働のしくみづくりに関する提言書


平成28年4月14日

はじめに
 私たち環境教育ネクストステップ研究会は、これからの持続可能な社会づくりやそのための教育(ESD)、それらに必要な協働の推進を図ろうと作った団体です。立ち上げのきっかけは、2013年に、認定NPO法人「環境文明21」の藤村コノヱ先生からの声掛けでした。藤村先生は環境教育促進法の制定や改定に取り組まれ、かつて四日市市の環境リーダー育成にも長く取り組まれた方です。今回、四日市市の環境教育や市民協働のあり方などについても助言をいただきました。
 まだ、会としての活動は新しいのですが、メンバーは、以前より四日市市を中心に三重県の北勢地域で環境学習や森林、里山、川などの保全活動、エネルギー環境教育、企業での環境活動などを行っています。ここ2年間は、四日市市教育委員会の協力を得て、小・中学校で日常の学習活動をつないでESDに取り組むツールとして「四日市市版ESDカレンダー」を作成したり、四日市市の環境計画の改定に意見を述べさせていただいたりしてきました。
メンバーは、それぞれの得意分野を生かして、市内の小・中学校や一般市民の方を対象とした講座で講師を担当させていただくなどの活動も行っています。

Ⅰ 提案に至った経緯
四日市市は四日市公害と環境未来館の開館に伴って、市民との協働を進めるためにエコパートナー制度を設けられました。この制度の特徴は、持続可能なまち・四日市を目指して、市民と行政が協働で環境保全活動や環境学習を進めようとしたところにあります。私たちの市民生活を次世代へつないでいくことは、一つのセクターだけで実現することは不可能です。喫緊の課題となってきた二酸化炭素の排出削減の課題一つをとっても、あらゆるセクターが地域で協働しなければ、パリ協定の目標を達成することは不可能です。その意味からも、市が協働を大切な要素として打ち出されたことを心強く思います。
しかし、開館及び制度開始から一年が経過しようとしていますが、残念ながらどう協働を進めていくのか、そのしくみに関しては具体的な提案はなく、「協働のしくみ」がない状態となっています。
そこで、私たちは市の委託事業を活用して、他のエコパートナーにも呼びかけ、これからのエコパートナーと市の協働について市民レベルで考えるワークショップを行ないました。その結果を基にエコパートナーのしくみ作りについて、提言することとしました。

Ⅱ ワークショップから見えてきたこと
ワークショップは2016年1月11日(月、祝)に開催しました。当日は、エコパートナー登録団体メンバーを中心に22名の参加がありました。
ワークショップでは、エコパートナー登録団体は、この分野で多くのことを実践しており、また、実践したいと考えていることがわかりました(資料1左 1自分たちでやれること、やりたいこと 参照)。これらの内容は、これからの四日市市における持続可能なまちづくりに重要な役割を果たす内容が多く含まれています。
しかし、思いはあっても市民団体は、その実現のために多くの課題を抱えていることも明らかになりました。(資料1中央 2実現にあたっての課題)
これらについて、もし、団体間、団体と行政、団体と企業などで協働することができたら、解決できる課題はあるかを話し合ったところ、多くの可能性が指摘されました(資料1右 3協働で解決できること)。
それらの内容を見ると、すぐにもできることから少し時間をかけないと実現できないだろうと考えられるものまで含まれており、全員で時系列に3段階に分けてリスト化してみました(資料1左端4協働を生み出すためにエコパートナーに必要なしくみ参照)。

Ⅲ 提言内容
この結果を受けて、私たちは提言します。
四日市市とエコパートナー登録団体を核に、協働のしくみづくりについて、話し合いの場を設けてください。
詳しくは、別紙、「四日市市とエコパートナーの協働のしくみづくりに関する提言」(PDF)をご覧ください。

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