環境教育ネクストステップ研究会

地域ESD活動推進拠点

SDGsと企業の環境経営【第3回 開催報告】


四日市市・四日市商工会議所 共催事業
SDGsと企業の環境経営 第3回開催報告

日 時:平成30年12月12日(水)15時~17時
場 所:四日市商工会議所 中会議室
参加者:26名
テーマ:我が社の取り組みをSDGsの視点から見る
講 師:環境省中部地方環境事務所 西田清紀 氏

環境省発行「すべての企業が持続的に発展するために ‐持続可能な開発目標(SDGs)活用ガイド‐」について
・2018年6月に作成
・環境省が推進するSDGsのゴールは、関連しているものを推進する。
・SDGsをベースにして、環境計画を作成している。
・自治体でも取り組みが始まっている。
・・・愛知県の環境行動計画に位置付けられているが、中部地域自体は遅れている。
・東京オリンピックでも、気候変動、資源管理なども様々な目標が導入されている。
・大阪・関西万博でも、目標に掲げられている。
→東京・関西は盛り上がっている
・事例紹介 リクルートは、10番をメインに何をするのかホームページで明示している。日本フードエコロジーセンターは、取り組みに色付けをすることで、やっていることを明確化している。
・CSRは地域への貢献。SDGsは本来業務でどんなことができるかというもの。
・会社の理念、社是、環境方針、環境宣言などが、そのまま目標に使える。
・ESD for SDGsチェックリストを作成した
 →自分の会社の取り組みを当てはめていくシートとして活用して欲しい。

ワークショップ(我が社の取り組みをSDGsの視点から見る) 15時30分から
・モデルとなっていただいた企業紹介
1班 藤井撚糸株式会社
2班 コスモ電子株式会社
3班 DIC株式会社
4班 株式会社東産業
・各グループでSDGsチェックシートの確認、みんなで発展させる。
・各社毎に、「我が社とSDGsの関連表」を作成し、キーとなるSDGs目標を考える。

結果発表 16時45分から
株式会社東産業
社是:社業の健全な発展を通して社会を構築する
ほぼ、すべてのSDGs目標が企業活動のいずれかに関わっている。
新しいビジネスの目標・・・すべての人に健康と福祉を
・教育活動をCSRに→既に実施
・安全な水とトイレ→すでに実施
・エネルギー→池の汚泥管理をする際にソーラーパネルを浮かべて発電する取り組みを実施している。
・作る責任→モノづくりではないから作る責任はないが、ごみの分別や出していく側の管理ができていないのは、リスク。会社としてやっていかなければいけない。
・東産業の強みは、水に関する総合力のある提案ができること。
・ウィークポイントでは、コストの上限が決まっている仕事は、東産業ならではの安全性を付け加えると、最低入札額に足が出て、コンペで負けてしまう。
藤井撚糸株式会社
・社是:手と頭を使って、心を込めて明るく味なことをやる安心企業
・地元の人が多く、採用されている。
・カーペットの糸の加工で4割のシェア。
・ビジネスチャンス:すべての人に健康と福祉
→フローリングとカーペットの安全性に関して
病院ではフローリングが多いが、転倒した時の安全性やほこりの飛散に関してはカーペットが優秀。
・現在使っている糸は石油由来のものだが、リサイクルや自然素材などでの商品開発ができないか。
・リスク:電気代が1200万円。エネルギーのリスク。
外国人の雇用などから平等の観点が重要。
目標:9を中心に取り組んでは、
新しい魅力ある素材を作ることで、社員の意気も高め、街づくりにも生きてくる。
コスモ電子株式会社
・社是:企業は社会の一員。
・外国人の社員も多い。ごみの分別が難しいが、多言語のマニュアルを作って、迷惑をかけないようにしている。
・技術の裏付けがないとできない3R。日本だけでなく、海外へのごみの流出を防ぐ
つくる責任はもとより、つかう責任も大切
目標:4.質の高い教育をみんなに  12.つくる責任・つかう責任では
地域の教育企業として貢献。ごみを減らすことにも
DIC株式会社(四日市工場)
・社是:化学で彩りと快適を提案する
・業務と関連:法律順守
・新ビジネス:貧困をなくそうがつながりになかったので、入れてみた
目標:15.陸の豊かさも守ろう→吸収性ポリマーを使って、砂漠を緑化しようという目標
→緑化すると目標13気候変動に具体的な対策を、にもつながる。
・リスク:マイクロプラスチックの問題→生分解性プラスチックへの転換も視野に入れる。

まとめ(環境教育ネクストステップ研究会 寺田)
 第1回の講座でSDGsとは何かということから始まって、今回市内に事業所のある4社の企業さんが各社の事業をSDGsの視点から見てみる取り組みに参加していただいた。短い時間で、参加者が各企業の業務内容を理解するための時間が十分とれなかったが、それでも、各社の事業がいくつものSDGs目標と繋がっており、主とする取り組み目標も見えてきた。
 次年度には、是非、この取り組みを本格的に行っていただけると嬉しい。